2016年に就航した三代目おがさわら丸は横揺れ防止装置のフィンスタビライザーを装備しており、航海時間も1時間半短縮され、以前にくらべだいぶ揺れは改善されています。
...そうはいっても竹芝〜父島まで24時間の船旅、しかも黒潮を横切る外洋航海。
天候や海況次第で揺れる時は揺れます。
ということで、「船酔いが心配だけど、小笠原には行ってみたい」皆さんにいくつかアドバイスいたします。
■「海況の良い時期」
・3月
中旬以降は海況が比較的穏やかな傾向です。
なお、3月はホエールウォッチングの時期でもあります。
・6月
本土が梅雨に入る頃、小笠原周辺は太平洋高気圧が張り出して海も穏やかになります。
とはいえ、これはあくまで例年の傾向です。
運悪く悪天候に当たってしまった場合のために、船酔いの予防法もご紹介いたします。
■「船酔い予防法」
・①【乗船前】前日はしっかり睡眠をとる
・②【乗船前】前日から油っこいもの、柑橘系などの食べ物は避ける
・③【乗船前】乗船30分前を目安に酔い止めを服用
竹芝桟橋内にもショップはありますが、酔い止めがいつも売っているとは限りません。薬局などで事前に入手しておくことをおすすめします。
おが丸船内は酔い止め薬は販売しておりませんのでご注意ください。
・④【乗船後】早めに寝てしまう
竹芝出航後、おが丸はしばらく東京湾内を進みます。
つまり外洋に出るまでの2時間程度はほとんど揺れません。この間に寝てしまうのも有効です。
①を守って前日しっかり寝ている場合、なかなか眠れないかもしれませんが、横になっているだけでも予防になります。