小笠原諸島への行き方は?
東京都心から約1,000km離れた小笠原諸島ですが、今のところ空港はなく飛行機では行けません。
アクセスは定期船「おがさわら丸」か観光シーズンに立ち寄る豪華客船クルーズのみになります。
※当HPでは「おがさわら丸」ご利用時の行き方についてご案内します。
小笠原諸島について
小笠原諸島は大小30あまりの島々からなります。
日本の最東端・南鳥島や最南端・沖ノ鳥島、新島の噴火で有名な西之島なども含まれますが、
現在、一般住民が定住しているのは父島・母島のみ。
ツアーで行けるのも基本的にはこの2島です。
小笠原諸島は大陸や日本列島など他の陸地から遠く離れており、過去に一度も他の陸地と繋がったことのない「海洋島」です。
そのため固有の動植物が多く生息・分布しており、2011年6月には世界自然遺産に登録されています。
また、亜熱帯に位置し、都心との気温差は冬期で約12℃。
透明度が高く濃い青色の海は「ボニンブルー」という名前がつくほどの美しさ。
近海にはクジラやイルカも多く、ザトウクジラの回遊シーズン(2〜4月)にはウォッチングツアーも開催されます。
というわけで、亜熱帯の自然が織りなす「絶景」や「海や山のアクティビティ」そして「本土から遠く離れた非日常のひととき」が小笠原の魅力と言えるでしょう。
東京・竹芝から父島へ
■父島はこんなところ
人口約2,000人。小笠原の玄関口で、観光の拠点。観光客も大半がこの父島に滞在します。
主な観光名所については父島のみどころをご覧ください。
■父島へのアクセス(定期船「おがさわら丸」利用)
– 通称「おが丸」。
– 小笠原海運が運航する、東京・竹芝〜父島・二見間の定期航路の船。
– 2016年には3代目おがさわら丸が就航しました。(船内の様子)
– 通常期は週1便、GW・夏期などは週2〜3便の運航、片道24時間の船旅です。
– 竹芝を11時に出港、翌日11時ごろ父島・二見港に到着します。
– 時刻表・運航スケジュールは時刻表のページからご覧ください。
– 小笠原旅行は往復船中2泊+現地3泊の5泊6日が基本。
島の人はこの期間を「1航海」と呼びます。2週間滞在するなら「2航海」。
– おが丸は観光航路であると同時に、島民の生活インフラでもあるため、スーパーの仕入れから郵便に至るまで、島内の多くのスケジュールがこの「1航海」に基づいています。
父島から母島へ
■母島はこんなところ
人口約450人。父島からさらに約50km南に位置。
父島⇔母島間は定期船「ははじま丸」が運行しています。片道2時間10分。予約不要です。
母島には貴重な固有種の動植物が多く残されており、世界自然遺産登録の決め手となりました。
また父島に比べ観光客が少ないため、どこかのんびりした雰囲気です。
主な観光名所については母島のみどころをご覧ください。
■母島へのアクセス(定期船「ははじま丸」利用)
– 通称「はは丸」。
– 父島から母島へは「ははじま丸」で約2時間の船旅。
– 事前予約は不要。
– ははじま丸も2016年に新船が就航したばかりです。(船内の様子)
– 時刻表・運航スケジュールは時刻表のページからご覧ください。