東京都から南に約1,000km先にある亜熱帯の絶海の楽園「小笠原諸島」。一度でいいから旅行してみたいと思っている方多くいらっしゃるのではないでしょうか。小笠原諸島は聟島列島・父島列島・母島列島・火山列島に分かれています。その中で一般の方が住まわれているのが父島と母島の2島だけになります。今回は父島と母島のそれぞれの情報を配信します。
各島のオススメポイントをまとめましたのでご旅行を計画される際にご参考にしていただければと思います。
島旅をしてみたいんだ!美味しい空気、そして大自然を肌で触れたいんだ~。都内から行けるオススメの島知っている?
そうねえ・・・あ!そうだ小笠原諸島がオススメ!世界遺産に登録された東京都にある絶海の楽園って呼ばれているし。
小笠原諸島か!名前は知っているけどまだ行ったことないや。確か小笠原諸島って旅行に行けるのは父島と母島の2つだよね。父島と母島の違いは何なんだろう?
そうだね!そうしたら父島と母島のそれぞれの情報を見てみよう!
父島・母島の特徴
それぞれの島ってどうやって行くの?
父島に行くには東京竹芝から出る「おがさわら丸」に乗って片道24時間船旅になるよ。母島に行くには父島から出る「ははじま丸」を利用して約2時間10分程で到着するよ。
片道24時間つまり往復で2日かかるのかあ、すごいなあ。父島から母島までは思っていたより近いね。それぞれの島、気になるから各島の特徴を知りたいな。
そうね、各島の特徴を見てみよう。
父島の特徴
人口約2,000人。面積は硫黄島に続き2番目に大きい島であり、東京都千代田区のほぼ2倍の大きさです。「小笠原諸島」は自然が豊かで、透明度が高く濃い青色の海は「ボニンブルー」という名前がつくほどの美しさです。また「小笠原諸島」は大陸や日本列島など他の陸地から遠く離れており、過去に一度も他の陸地と繋がったことのない「海洋島」であるため固有の動植物が多く生息・分布しております。それもあり、2011年6月には世界自然遺産に登録されています。
■ボニンブルー
母島の特徴
人口約450人。母島は父島からさらに南に約50kmに位置しています。父島から母島に行くには「ははじま丸」を利用して向かうことができます。片道約2時間10分程で到着します。母島には貴重な固有種の動植物が多く残されており、世界自然遺産登録の決め手となりました。また父島に比べ観光客が少ないため、どこかのんびりした雰囲気です。
■ハハジマメグロ
父島・母島のイベント
※写真はイメージです。
世界自然遺産に登録されているなんですごい!父島は観光目的で母島は自然を触れに行く目的で行くのが良さそうだね。
そうだね。各島、目的に合わせて行く場所を決めよう。
あとはお祭りとかイベント情報知りたいな。
各島のイベント情報を見てみよう。
父島のイベント情報
・1月1日 日本一早い海開きが催されます。招福もちまき・初泳ぎ証明書の発行などもあり、新年早々楽しめるイベントです。
・6月下旬 返還記念祭が催されます。父島では夜店があるのでお子様も楽しめる夏前のお祭りです。
・7月下旬 小笠原貞頼神社例大祭が催されます。島民の方手作りの神輿が島を歩き、終盤に神輿を担いだまま海に入る迫力ある神輿を見ることができます。
・8月 サマーフェスティバルが催されます。花火大会・盆踊り大会・JAMMIN(村民音楽イベント)などが行われます。小笠原諸島の夏祭りです。
・11月上旬 大神山神社 例大祭が催されます。奉納相撲大会・演芸大会(カラオケ)など行われます。小笠原諸島の秋祭りです。
・12月はイルミネーションが点灯します。おがさわら丸の停泊する港の隣にガジュマルというシンボルツリーに点灯します。点灯日は毎年異なりますので都度チェックが必要です。
・12月大晦日 カウントダウンが催されます。カウントダウンイベント・ぼにん囃子といわれる太鼓の演奏が行われたりと、小笠原諸島の1年を締めくくるイベントです。
母島のイベント情報
※イメージ写真です
・1月1日 日本一早い初日の出が見ることができ、また日本一早い海開きが催されます。招福もちまき・初泳ぎ証明書の発行などもあり、新年早々楽しめるイベントです。
・6月下旬 返還記念祭が催されます。母島では盆踊り・花火・演芸大会・夜店などがあり、お子様も楽しめる夏前のお祭りです。
・8月 サマーフェスティバルが催されます。花火大会・盆踊り大会・JAMMIN(村民音楽イベント)などが行われます。小笠原諸島の夏祭りです。
・11月下旬 月ヶ岡神社 例大祭が催されます。神輿・演芸大会・チンドン屋など行われます。小笠原諸島の秋祭りです。
・12月はイルミネーションが点灯します。前浜横にガジュマルというシンボルツリーに点灯します。点灯日は毎年異なりますので都度チェックが必要です。
父島・母島のおすすめスポット
どの島も魅力的なお祭りやイベントが開催されていいね。
私は個人的に父島はぼにん囃子は父島の伝統芸能だから演奏見てみたい!母島はやっぱり日本一早い初日の出を生で見て写真撮りたいな。
確かに~。どちらも楽しそうだね。あとは小笠原貞頼神社例大祭の迫力ある神輿も見てみたいなあ~。
イベントの期間に合わせて旅行のスケジュール組むのもいいと思うよ。
それもいいね。あとは各島のおすすめスポットも知りたいな。
各島のオススメスポット見てみましょう。
父島のおすすめスポット
・ウェザーステーション(三日月山展望台)
父島随一の夕日スポット。眼下は水平線まで続くボニンブルーの海。陸上から見るホエールウォッチングのスポットでもあり、シーズン中はザトウクジラのブロウやブリーチングが見られることもあります。また、グリーンフラッシュ(日没時のほんの一瞬、太陽が緑色にまたたく非常に珍しい現象のこと)の世界的な名所としても有名になっております。
・ハートロック(千尋岩)
父島南側の円縁湾にそびえる断崖絶壁。海側から見ると赤い岩肌がハート型に見えるためこの名で呼ばれています。海から見る場合は、ドルフィンスイム・ ホエールウォッチングなど海のツアーで立ち寄ってくれるものがあるため、事前に確認しましょう。また陸路のアクセスはガイドの同行が必要です。小笠原の固有種や戦跡を見ながらハートロックの真上まで絶景を目指すトレッキングツアーが人気です。
・ジョンビーチ
小港から往復9km、徒歩で往復約4時間半という秘境中の秘境ビーチ。道中の絶景スポット・中山峠からは南島・小港海岸・コペペ海岸を一望できます。本土から遠く離れた南の島の、さらに奥地だけあって観光客も少なく、父島一美しいと言われる白砂のビーチが静かに迎えてくれます。なお、道中に売店やトイレはありませんので、飲料水、日焼け止めのご準備は必須です。
・扇池(南島)
ターコイズブルーの天然プールに白砂のビーチ。島全体は「ラピエ」と呼ばれる尖った石灰岩の侵食地形で覆われ、島内の砂丘には約1000年前に絶滅した「ヒロベソカタマイマイ」の半化石が数多く見られます。※自然環境保護のため、上陸には父島からのガイド同行ツアーにご参加ください。(上陸は1日100名限定です。)
・コペペ海岸
珊瑚の多い白砂の浜で、シュノーケリングには最適。海の中に海中案内板があり、小港海岸まで泳いでいくことができます。夏にはアオウミガメも産卵に訪れます。また、星空観察の名所としても知られています。
・扇浦海岸
ビーチが広く、波が穏やかなので、シュノーケリングにももってこいの海岸です。トイレ・シャワー・休憩室も完備されているので、お子様連れも安心です。またバス停が目の前のビーチなので、アクセスも抜群です。
・宮之浜海岸
兄島瀬戸に面した弓なりのとても綺麗なビーチです。海の透明度も高く、珊瑚礁が発達しているので、熱帯魚が多くシュノーケルも楽しめます!ブイの外は潮の流れが速く危険な為、沖にはでないようにしましょう。
母島のおすすめスポット
・蓬莱根海岸
海岸沖の岩は蓬莱根と呼ばれ、干潮時には陸とつながる道が現れます。海岸近くからサンゴが広がっているため、シュノーケリングに最適です。都道最南端の先にあるため、アプローチは基本的に徒歩のみ。都道最南端から徒歩約35分、さらに徒歩5分+遊泳5分です。そのためか、訪れる人も少なめです。とはいえ、干潮時でも磯伝いに歩くと危険なので、充分に気をつけてください。
・乳房山
母島最高峰である標高約463mの乳房山は島のほぼ中央に位置。ハハジマノボタン・ワダンノキなど固有動植物の宝庫であります。お天気が良い日には父島を望むこともでき、遊歩道一周は約4時間ほどになります。
・御幸之浜
1927年の昭和天皇行幸の折に、ここで生物採集されたことがこの名前の由来。「貨幣石」という大型有孔虫の珍しい化石をみることができます。付近は、特別保護地区および海域公園に指定されています。
・南崎
湾内にはテーブル珊瑚などが発達していて、シュノーケリングに最適のビーチです。但し、沖合は潮流が早いので要注意です。
・小富士
標高は86mほどですが、頂上から眼下に広がる南崎の珊瑚礁は絶景であります。毎年初日の出登山が行われていますので日本で1番早い日の出を見に行きたい方におすすめです。士
・サンセットシアター
母島の代表的な夕日スポットです。静沢の森遊歩道の入口周辺に位置しており、素晴らしい夕焼けと日没を見ることができます。お天気のいい日は、是非足を運んでみてください。
・清見が岡鍾乳洞
六角形のお堂の後方にある崖についている扉から鍾乳洞に入ります。15分程度で見学できる小さな鍾乳洞ですが、見事なカーテン鍾乳石が見られます。見学希望者は母島観光協会にお申し込みください。
・探照灯基地跡
都道脇の豪の中には、戦時中の旧日本軍が設置した大型の探照灯が残っています。現在は、長い年月の経過により風化し、残骸になっています。その先の都道協にお地蔵様が2体あり、右側のお地蔵様の左手は指が6本あります。
父島・母島のおすすめお店情報
各島それぞれいいビーチがあってどっち行こうか迷っちゃうな~
そうね。父島の扇池のターコイズブルーの海で泳ぎたいし、母島の小富士を見ながら泳ぎたいし迷っちゃう~!
ほんと迷っちゃうね!僕は海だったら父島かな。あとは各島のお店情報知りたいな。島の食材を使った料理食べたいし!
東京島じまん食材使用店が各島あるから島の食材を使った料理を楽しめるよ!各島のお店の情報見てみよう。
父島のおすすめお店情報
・オーベルジュサトウ
料理に使う魚などは、小笠原で料理を作って24年のシェフが直接仕入れています。宿泊のお客さんには島の素材をふんだんに使ったコースメニューを朝と晩に提供。1階のレストランはアラカルトメニューも豊富で、訪れる人を飽きさせないお店です。
・Mermaid Café
ワンボックスカーを店舗にしたカフェです。カフェメニュー、ケーキメニューなど豊富なメニューを取り揃えています。海辺の景色を眺めながら、本格コーヒーとオリジナル手作りケーキを楽しめます。
・波食波食(ぱくぱく)
赤ちょうちんが目印の波食波食は、のれんを1歩くぐると昭和レトロな雰囲気の中で、気軽に飲食ができるお店です。小笠原ならではの、海亀の刺身、煮込み等、普段お目にかかれない食材の料理が食べられます。
・ハートロックカフェ
大きなシンボルツリー「ガジュマル」の木漏れ日の下で、南国スイーツとともにゆったりとした島時間を過ごせます。時期によって、旬の魚、野菜、フルーツなど素材の味を活かしたメニューがあります。
・茶里亭
大きなカウンターに野菜や魚など小笠原の食材を並べ、彩り鮮やかに来る人を迎えます。観光の方はもちろん、島民の方も訪れる店内は、地元父島を感じられる空間です。
・鉄板焼きダイニングレストラン チャーリーブラウン
入り口には、星条旗がかかり、アメリカのクラシックスタイル調な店内は、ゆったりとして、家族づれや一人でも気軽に楽しめます。島の食材をより楽しんでもらえるよう、月ごとにメニューをブラックボードに記載し、お店の前で告知しています。
・郷土料理の店 島寿司
昼食を中心に、寿司の他にも、小笠原に来たら一度は食べてみたい亀刺しや、島魚の刺身定食、パパイヤキムチ等を提供しています。
母島のおすすめお店情報
・喫茶KOA
さわやかな風がとおり抜ける2階のオープンテラスで、海を眺めながら、仲間や家族でわいわいと、ひとりでのんびりと、ゆったりと流れる母島の時間を過ごすことができます。
・コミュニティーサロン ル・シエル
店内はステンドグラスからの優しい光で照らされ、のんびりとした雰囲気が出ています。島の食材を使った食事やカフェメニューを楽しめるほか、お土産も販売しているので、お食事ついでにお土産探しもできます。
観光目的なら父島・自然を体験したいなら母島
どの島も島の食材を使ったお店あっていいね。食事楽しみたいなら父島の方がお店多いから良さそうだね。
そうね。私は観光と食事を楽しみたいから父島に行こうと思う。
僕は自然を触れ合いたいし、アクティビティを楽しみたいから母島に行こうと思うよ!
それもいいね。お互い楽しめそうね!目的に合わせて行きたい島を選んで世界遺産の小笠原諸島を楽しみましょう!
父島と母島の各島の情報をまとめました。どちらの島も魅力的なイベントや島の食材をいただけるお店が多く楽しめます。旅行の目的に合わせて父島か母島を選んでいただければ充実した島旅行ができると思います。大人気ですので気になった方はお早めのご予約を!
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