尾瀬の山小屋を支える力持ち
尾瀬ヶ原の木道で、背丈を超える高さに積み上げた荷物をしょって歩く人とすれ違うことがあります。
こちらの皆さんがボッカさん。徒歩で荷物を運ぶ人…ということで、漢字で書くと「歩荷さん」。
2枚目の写真に写っている「背負子(しょいこ)」と呼ばれる道具に荷物を積んで運びます。
その重さ、ときには100kgを越えることもあるとか…。
自動車が乗り入れできない尾瀬では、ボッカさんがシーズン中の山小屋の資材を運搬しています。
山小屋の美味しい食事もボッカさんの仕事なしには成り立ちません。
近年、日本アルプスなどの山小屋ではヘリコプターを使った資材運搬が一般的になりましたが、ここ尾瀬ではボッカさんも現役で活躍しています。
なお、写真2枚目の背負子は山の鼻の尾瀬ロッジで実際に使われているものです。
【豆知識】ボッカさん用の休憩スペース
尾瀬ヶ原の木道上にはところどころに『ボッカさん用休憩スペース』があります。背負子を背負ったまま腰を下ろせるよう、木道より低い高さに足を置けるスペースが設けられています。
『ボッカ(歩荷)さん』について
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