泊まった人だけが見られる(かもしれない)風景
正式名称はそのまま、霧虹(きりにじ, 英: fog flow)。
早朝に見られることがほとんど。湿原の水蒸気が霧となり、まだ低い位置の太陽光を反射して白い虹になります。
霧に覆われた湿原にぼんやりと白い虹が浮かび上がる風景はなんとも幻想的。
湿地帯で盆地、かつ山中で早朝に霧が出やすい尾瀬は白い虹が発生する条件を揃えています。
白い虹が出た日は晴れの確率大。
通常の虹との違いは?
通常雨上がりに見られる虹は、日光に雨粒が反射し、分光されて七色に見えるもの。
雨粒よりも小さな水滴(霧)に日光が反射すると、分光されず白く見えます。
夏の尾瀬では日中のにわか雨も多いため、こちらの虹をお目にかかる機会も多いです。(ですので、雨具はお忘れなく)
白い虹を見るには、どこの山小屋がおすすめ?
自然現象ですので、正直なところ天気などの条件次第です。
強いて言えば太陽が観察者の後方にある場合、遭遇率が上がります。
ということで、朝日を背にして西側から湿原を眺められる竜宮小屋、見晴エリア、山の鼻エリアなどは狙い目でしょう。
『白い虹』について
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