花言葉は『賢者』
花期は7月下旬から8月。尾瀬にかぎらず、国内に自生するユリのなかではもっとも広く分布しています。
後ろに強く反ったオレンジの花はクルマユリと似ています。
クルマユリは林中に咲き、葉が茎の中ほどに放射状につくのに対し、コオニユリは湿原の中に咲き、葉は一枚ずつ方向を違えてつきます。
球根は昔から食用とされ、スーパーなどで売られている食用の「ゆり根」も実はコオニユリの球根です。
といっても、販売されているものは収穫用に品種改良されたもの。
また、国立公園・尾瀬での採取はNGです。とるのは写真だけにしましょう。
花粉には強い染色力があります。
コオニユリの花の咲く頃、羽にオレンジ色の花粉をつけた蝶がみられるかもしれません。
この花粉、うっかり服についたりするとなかなか落ちないのでご注意ください。
名前 | コオニユリ(ユリ科ユリ属) |
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漢字 | 小鬼百合 |
花期 | 7月下旬~8月 |
花言葉 | 賢者 |
参考文献
猪狩貴史『尾瀬植物手帳』(2016)JTBパブリッシング.
『コオニユリ(小鬼百合)』について
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