ヨッピ川にかかる橋
竜宮十字路から北に進んだあたり、ヨッピ川に架かるヨッピ吊橋。
不思議な響きの名前はアイヌ語の「別れ」「集まる」に由来するといわれています。
しかし本州の奥地、秘境のようなこの地になぜアイヌ語由来の地名が残っているのか?その事情は実のところあまりよく分かっていません。
ヨッピ吊橋は毎年、登山シーズンが終わると踏み板が取り外され、骨組みとワイヤーだけで冬を迎えます。
これは冬の豪雪への備え。踏み板をそのまま置いておくと、雪の重みで橋がつぶれてしまうからです。
橋の手前には熊よけの鐘があります。
湿原の北端に近いヨッピ吊橋周辺では、たびたびツキノワグマの目撃情報が寄せられています。
通行の際は鐘を鳴らし、人間の気配を知らせましょう。通常、クマは人の気配を察すると自分の方から立ち去ります。
ヨッピ吊橋〜東電小屋のあたりは、木道両脇に背の高い葦原が広がっていますが、木道の周囲はしっかり草刈りされています。
これも見通しをよくし、クマとの不意の遭遇を防ぐためです。
『ヨッピ吊橋』について
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