船名『にぃぬふぁぶし(子ぬ方星)』の由来
ちょっと耳慣れない響きの船名ですが、沖縄方言で「子(ね)の方角にある星」つまり「北極星」のことを指します。昔の海人はにぃぬふぁぶしをたよりに夜間航行をしていました。有名な八重山民謡にもその様子が唄われています。
旅客船『にぃぬふぁぶし』 船内の様子
(画像提供: 八重山観光フェリー)
旅客船『にぃぬふぁぶし』 主要目
船舶番号 | 114481 | 船籍港 | 石垣(ユーグレナ石垣港離島ターミナル) |
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航路 | 石垣~周辺離島 |
造船所 | 強力造船所 |
竣工年月 | 1991年1月 |
進水年月 | 1990年12月 |
旅客等定員 | 188名 |
総トン数 | 96トン |
全長 | 33.20m |
型幅 | 6.50m |
型深さ | 2.20m |
最大速力 | 30ノット |
推進方法 | ウォータージェット※1×3基 |
機関 | ディーゼル×3 |
機関出力(馬力) | 2,295kw(3,120PS) |
※1 ウォータージェット推進とは
船底から汲み上げた水を、主機(動力源)により動作する高圧ポンプで、後方のノズルから勢い良く吐出する事で推進力を得る方式の推進方法です。
八重山観光フェリーの船舶は、世界でも有数のサンゴ礁に囲まれた石西礁湖内(せきせいしょうこ)を運航します。つまり、浅瀬の多い海域。
直接プロペラで推進しないウォータージェット推進は船底接触の心配が少ないため、この海域の運航に適しています。