1泊2日で新島を心ゆくまで堪能できる観光コース
更新日:
東京から160Km、サーフィンやダイビング、釣りなどマリンスポーツの好スポットとして知られる新島ですが、それらはあくまで魅力の一部。山と海に囲まれる新島は、東京から日帰りで行けるリゾートアイランドです。
そこで今回は、まだまだ知られていない新島の魅力やおすすめの観光スポットを、シーン別でご紹介します。
新島ってどんな場所?
伊豆諸島の1つの島である新島は東京から南へ約160㎞、高速船に乗り2時間30分、飛行機からは35分程で到着する海と砂浜が美しい島です。サーフィンやダイビングなどのマリンスポーツはもちろん、温泉に浸かったり、ガラスアートを体験したり、独特の文化を歩んできた街並みを見ることができます。近場のリゾート地として定評のある島なんです。
新島には、縄文時代から人が住んでいたそうで、遺跡や発掘物か多数出土されています。その時代から、西暦886年の向山噴火によって真っ白になるほどの火山灰に覆われたそうです。新島の砂浜が白く美しいのはこういった理由からなんです。
4月下旬~5月の上旬に島内で行われる海上安全祈願祭は、新島の海が安心で安全であるようにと祈願するイベントです。新島の気候は、周囲を黒潮暖流に囲まれているため気温の幅が小さく、年間の平均気温は17.7℃、最高気温が8月の27.4℃、最低気温が9℃なので、夏は東京のような照り返しが無いので涼しく過ごせて、冬は少し暖かく過ごせる島なんです。
新島で楽しめることは?
新島は、太平洋から打ち寄せるダイナミックな波に魅了されたサーファーが国内外から訪れる人気のスポットなんです。東西に5つのビーチがあり、風向きや天候などによって選べます。サーフィンビギナーの方でも大丈夫、新島の波を知り尽くしたインストラクターがおすすめのビーチと共に丁寧に教えてくれます。コバルトブルーの海の中を颯爽と駆け抜ける爽快感が一生の思い出になりそう。
次に紹介するのは釣りです。メジナ、マダイ、ヒラメやゴマサバ、カンパチ、アオリイカなど、年間を通して様々な魚を釣ることができます。新島には5つの釣場があり、「羽伏浦漁港」が初心者にもおすすめです。アジやサバが気軽に釣れるそうですよ。新島で唯一の釣具店「新島マリン」では、釣りで分からないことがあれば気軽に聞きに行ってみて下さいね。貸し竿も完備していますよ。
新島での街歩きでは、特産品でもあるコーガ石を使った石造りの塀や家、石像などをみることができます。アウトドアをしたい方におすすめなのがキャンプです。島内唯一のキャンプ場である「羽伏浦キャンプ場」は予約必須ですが、無料で利用できます。テント用品レンタルや、食材、炭等の販売は行っていないので準備が必要です。
最後におすすめしたいのが、湯の浜露天温泉です。新島の特産品コーガ石でできた古代ギリシャを思わせる建築が建てられている浜露天温泉です。実はここ、なんと無料です。さらに24時間、年中無休なので好きな時間に入ることができますよ。水着着用が必要となるので準備も忘れないようにして下さいね。
新島マリン
住所:東京都新島村本村6-4-10
電話:04992-5-0331
営業時間:8:00~19:30
定休日:月曜日
羽伏浦キャンプ場
住所:東京都新島村本村
電話:04992-5-0001
営業時間:8:00~19:30
料金:無料
備考:炊事場・水シャワー・トイレ・かまど
羽伏浦キャンプ場の情報はこちら
女性1人、1泊2日で新島を堪能するならこのコース
大三王子神社
新島観光協会からおよそ1㎞の距離にある大三王子神社は、大三山の頂上にある小さなお社です。苔の蒸した石段はすり減り、自生する植物が厳粛な雰囲気を漂わせます。石段は400段にもなるので、一段一段ゆっくりと登って下さいね。
お社に着いた時には、何を参りしますか?島の歴史文化に触れることで、心身が清らかになりそうです。
大三王子神社
住所:東京都新島村大三山1
電話:記載なし
営業時間:記載なし
料金:無料
新島ガラスアートセンター
「島ガラスアートセンター」は、新島港から徒歩11分程にあります。イタリアのリパリ島と新島でしか採掘されないという「コーガ石」を原料とした「新島ガラス」を見ることができます。「新島ガラス」は「コーガ石」の美しいグリーンが特徴。
館内ではガラス吹き体験2,620円(税込)でコップを制作することができますが出来るんです。アーティストになったかのような制作時間は一人旅の中でも集中して過ごせる有意義な時間になりそう。
新島ガラスアートセンター
住所:東京都新島村本村
電話:04992-5-1540
営業時間:10:00〜16:30
料金:見学無料
定休日:火
公式ホームページの情報はこちら
黒根海岸
島の玄関口である「黒根海岸」は、港からすぐなのでアクセスにとても便利。忙しい時間のペースを下げて行う一人旅にはぴったりの場所。白砂の浜をみながら、日記を書いたり、絵をかいたり、思いのまま過ごすことができます。夏は黒潮の影響が強くなるので、海の透明度がさらに高くなるそう。
近くに船客待合所があるので、飲み物やお弁当なども購入でき、汚れた足をきれいにするシャワーもあるので、至れり尽くせりの海岸なんです。
黒根海岸
住所:東京都新島村
電話:なし
営業時間:なし
料金: 無料
気のおけない女性グループで新島を楽しむ1泊2日のコース
まました温泉
女性グループにおすすめなのが「まました温泉」。新島観光案内所から徒歩11分程にある、内風呂や露天風呂、サウナなどの設備が充実した温泉なんです。なかでも一押しなのが、羽伏浦海岸の白砂に包まれる砂風呂です。砂風呂は新陳代謝を促進する効果が期待できるので、身体の中からキレイになれちゃいます。
終わった後は、肌を触り合ったら効果がわかるかも!?気兼ねなく楽しめる仲間と行くにはもってこいの温泉です。
まました温泉
住所:東京都新島村本村2-4-8
電話:04992-5-0830
お風呂
営業時間:13:00~21:00(20:30受付終了)
料金:大人300円 子供150円 70歳以上200円
定休日:水曜
公式ホームページの情報はこちら
砂むし風呂
営業時間:13:00~20:00(19:30受付終了)
料金:大人700円 子供400円
定休日:水曜
Hostel NABLA
ここは観光地ではないのですが、女子旅にぜひおすすめしたいホテルの「Hostel NABLA」2017年にオープンしたばかりの宿で、二段ベッドが並び、相部屋のスタイルになっています。海を思わせる白とブルーの配色がとってもおしゃれなんです。それぞれのベッドに電灯や金庫、空調も効いているので安心です。
あえて島の人や他の観光客と交わうことができるホテルで1泊してみてはいかがでしょうか。
Hostel NABLA
住所:東京都新島村本村6-3-1
電話:04992-5-0376
前忠商店
新島のメインストリートに位置する「前忠商店」は、新島の観光土産店です。お店では、島の名物であるくさやの干物、島焼酎やあしたば製品、島とうがらし、あしたば茶や島のりなど、お土産になりそうなものでいっぱい。
ここでおすすめなのが、「コーガ石」を使ってつくる「モヤイ像の手彫り体験」です。「コーガ石」に顔のしたがきをし、彫刻刀で彫っていきます。あなたのモヤイはどんな顔立ちになった?グループで作ったモヤイを浜辺に並べて撮影すれば、女子旅の最高の思い出になること間違いなしです。
前忠商店
住所:東京都新島村本村5-1-12
電話:04992-5-0419
営業時間:8:00~20:00 夏季・連休は7:30~22:00
公式ホームページの情報はこちら
1泊2日の新島をカップルでしっぽりと味わうためのコース
湯の浜露天温泉
新島港から徒歩5分程にある「湯の浜露天温泉」は、新島の特産品であるコーガ石で作られた、古代ギリシャ建築風の露天風呂。水着着用で入るお風呂で、男女が一緒に入ることができるのでカップルにおすすめなんです。24時間無料で利用することができるのも嬉しいポイント。温泉の入り口には男女の更衣室、コインロッカー、そして有料になってしまいますが有料の温水シャワーがあります。
そして、一押しの時間は夕方!島の西側にあるので、水平線に沈む夕日が見れるんです。あんなに美しい景色をみたら、カップルの距離もぐっと近づいちゃいそう。
湯の浜露天温泉
住所:東京都新島村本村
電話:04992-5-0284(新島村役場産業観光課)
営業時間:終日 ただし、清掃時間(6時~9時)及びを除く
料金:無料
富士見峠展望台
「富士見峠展望台」新島観光協会からおよそ5.1㎞。少し遠く、坂もきついのでレンタカーを借りると良いですよ。展望台には、「コーガ石」のピラミッドが鎮座しています。眼下に広がるコバルトブルーの海と本村、そして無人島の地内島が一望できます。
実は、こちらの展望台、夜になると新島一の夜景スポットになるんです。空気が澄んでいるので遠くの明かりも見えるのでとってもきれい。2人きりで美しい夜景を満喫して下さいね。
富士見峠展望台
住所:東京都新島村大三山1
料金:無料
羽伏浦海岸
羽伏浦海岸は、羽伏浦海岸南北にある約7kmもある新島の代表的とも言える海岸です。日本ではないような白く輝く砂浜、コバルトブルーが美しい海岸で、見ているだけで癒されます。白い棟が並ぶゲートは新島のメインゲート。白いゲートで結婚式なども行われることもあるそう。
手をつないで歩くだけでもよし、心ゆくまでサーフィンを心ゆくまで楽しむのもよし。フォトスポットでもあるので、2人の写真をたくさんの納めてくださいね。
羽伏浦海岸
住所:東京都新島村本村
料金:無料
家族で和やかに楽しみたい方におすすめの新島1泊2日コース
本村前浜海岸
新島は伊豆大島の中では移動しやすいことで、子供連れの方にぴったりの場所。まずは子供連れの旅行で用意したいのがレンタカー。レンタカーを借りたら、先ずは新島の民宿などがある元町地区などの中心市街から1番近いビーチ「本村前浜海岸」へ。ベビーカーが必要なお子様でも、押しながら歩いて行ける場所にあるのでとても便利!防波堤に囲まれているので、波が少なく穏やかなので、小さなお子様と一緒でも安心です。
水の透明度も高く、東京とは思えない美しいビーチです。海の中に目を向けると、魚が泳いでいるかもしれませんよ。真夏の時期は日差しが強いので、お子様の日焼けには注意して下さいね。
本村前浜海岸
住所:東京都新島村本村2-4-8
料金:無料
新島ガラスアートセンター
お子様連れにガラス・・ヒヤリ!とお思いの方もいらっしゃると思うのですが「島ガラスアートセンター」では、お子様の手形制作2,620円(税込)を行っているんです。ここでしか採掘されない「コーガ石」で、今のお子様の手を美しいグリーンのガラスで制作してみませんか?
対象年齢は幼児以上、制作時間は約20分程で完了します。ぜひ旅の思い出に作ってみて下さいね。
新島ガラスアートセンター
住所:東京都新島村本村
電話:04992-5-1540
営業時間:10:00〜16:30
料金:見学無料
定休日:火
公式ホームページの情報はこちら
新島親水公園
新島で採掘されるコーガ石と水をテーマにした親水公園です。お子様もゆっくりとくつろぐことができ、島ならではの美しい景色を眺めることができます。近くには、食事のできるレストハウスもあるので、ぜひ食事をして帰って下さい。
お子様連れの旅行となると、あちこち見て回るのが大変だと思いますが、子育てで忙しい毎日、旅行中は十分な時間をもってゆったりと過ごして下さいね。
大人数でにぎやかに! 新島を1泊2日で満喫するならこのコース
羽伏浦キャンプ場
新島をわいわいと大人数で訪れる時におすすめなのがキャンプ。島内唯一のキャンプ場である「羽伏浦キャンプ場」は事前予約が必要が、利用料金が無料なのが有難いですね。キャンプ用品のレンタルや、食材の販売はないので、地元のスーパーで事前に調達していくのが良いです。キャンプ場までは距離があるので、レンタカーをまず借りましょう。おすすめのレンタカー屋さんが「ナカダ自動車」です。
車に乗り、目的地のキャンプ場に付いたら、管理棟で受付を済ませ、いざテントを張りましょう。強風で飛んでしまうことがあるので、ロープとペグをしっかりと打ち込んで下さいね。開放的な雰囲気が仲間とのコミュニケーションが深まりそう。
夜は満点の星空を寝転んで観察してみて下さい。大人数での会話は夜まで楽しい話題で持ち切りになりそう。
ナカダ自動車
住所:東京都新島村5-3-4
電話:04992-5-0215
営業時間:8:00~18:00
料金:1時間3,000円~
備考:クレジットカード使用不可
公式ホームページの情報はこちら
羽伏浦キャンプ場
住所:東京都新島村本村
電話:04992-5-0001
営業時間:8:30~19:30
料金:無料
備考:炊事場・水シャワー・トイレ・かまど
石山展望台(向山展望台)
石山展望台は、新島港から車で15分。以前採掘作業が行われていた「コーガ石」採掘場を抜けると、一面の美しい海、そして隣の島の式根島や神津島も展望することができるんです。展望台にいるひと際目立つ存在の「モヤイ像」これは「コーガ石」で作られた石像なんです。
「もやい」とは、島の言葉で力を合わせるといった意味なんだそう。グループで来た人々には特別な意味を感じてしまいます。
石山展望台(向山展望台)
住所:東京都新島村本村
電話:04992-5-0331
営業時間:8:30~19:30
料金:無料
備考:炊事場・水シャワー・トイレ・かまど
若郷前浜海岸
島の北部にある、若郷地区のメインビーチです。とても波が穏やかながら、海の透明度が高いので海をのぞくと魚が泳いでいるのがはっきりわかるんです。穴場の海岸で、海水浴もできるのですが大きな石が多いのでシュノーケリングをするのがおすすめです。グループで魚の知識を教え合う楽しさがありますよ。
観光の際はレンタカーを利用するのがおすすめです。
若郷前浜海岸
住所:東京都新島村若郷7−9
まとめ
新島のシーン別観光スポットについご紹介しました。新島は1人でも大人数でも、たくさんの人を受け入れてくれるスポットだということが理解いただけたと思います。どこへ行こうか悩んでしまう場合は、ツアーという選択肢もおすすめですよ。
ぜひ、気軽に訪れることができる近場のリゾート新島で、異国気分を味わって下さい。