交通手段別八丈島のおすすめ観光スポット14をご紹介
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東京からいちばん近い南国として知られる八丈島は、透明度の高い海での海水浴や美しい山々での登山など、大自然を一度に満喫することができる島です。伝統的な工法で作られた玉石垣や伝統工芸品の絹織物などもあり、みどころがたくさんあります。ここでは、自転車やバス、レンタカーで楽しめる交通手段別の観光スポットをご紹介します。

八丈島ってどんな島

羽田空港から飛行機で55分のところにある八丈島は、車で1時間30分程で一周できる広さです。年間の平均気温が18℃なので「常春の島」とも呼ばれていますよ。
お土産品としては、島の水資源に恵まれた美味しい焼酎や、魚を塩でまぶし、くさや汁に何度も付けて天日で干す「くさや」、日本三大紬と呼ばれる伝統的工芸品の「黄八丈織物」などが有名。 そんな八丈島では、透明度の高い海でのダイビングやシュノーケリング、三原山や八丈富士などでのトレッキング、さらに絶景が広がる温泉まで思う存分に楽しめる場所です。
3月に開催されるフリージアまつりは、春の風物詩として大人気のイベント。黄色やオレンジ、赤などの色鮮やかなフリージアがなんと35万本!美しい花々が八丈富士の麓を彩ります。イベント期間にはフリージアの花摘みや、伝統工芸品である「黄八丈」の着付け体験なども行われますよ。
2023年 八丈島の年間行事

| 開催日 | イベント |
|---|---|
| 1月8日 | 第42回八丈島パブリックロードレース |
| 1月9日 | 八丈島昔遊び大会 凧揚げ×かるた |
| 2月4日~5日 | 第31回八丈島産業祭 |
| 2月19日 | 第7回八丈島芸能文化祭 |
| 3月11日~12日 | 八丈レモンフェス 2023 |
| 3月18日~4月5日 | 第57回八丈島フリージアまつり |
| 3月21日 | 第52回八丈島團伊玖磨メモリアルコンサート |
| 4月5日~8日 | World Flower Carpet TOKYO |
| 4月8日~9日 | フリージアフラワーイリュージョン2023 |
| 4月14日 | 【島外】劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』公開 |
| 5月3日~5日 | 第17回八丈祭 |
| 5月13日~14日 | 【島外】東京愛らんどフェア「島じまん2023」 |
| 7月22日~23日 | 八丈島夏まつり |
| 8月11日 | 第21回八丈島納涼花火大会 |
八丈島へ行くための交通手段

八丈島に行くには、飛行機とフェリーの2つのルートがあります。
飛行機なら、最短時間で移動でき、羽田空港から八丈島空港まで片道約55分で移動できます。朝・昼・夕方と1日3往復しているので、予定に合わせてスケジュールを立てられます。
フェリーは1日に1便のみで、東京・竹芝客船ターミナルから乗船できます。フェリー内には、海を眺めながら食事ができるレストランや、潮風を浴びながらゆっくりとくつろげるデッキなどがありますよ。午後10時30分に出航し翌日の午前8時55分に到着するので、寝ている間に移動できます。
どちらの手段も捨てがたい!という方には、行きは船、帰りは飛行機などのプランもおすすめです。
八丈島内の交通手段

島内には、大きく分けて5つのエリアがあります。八丈富士方面にあり、島の経済活動の中心となっている「大賀郷エリア」と「三根エリア」、島の南東部に位置する三原山を中心とする「樫立エリア」「中之郷エリア」「末吉エリア」があります。行きたい観光地のエリアをチェックし、計画を立てた上で移動手段を選びましょう。
八丈島内での移動手段は、バスやタクシー、レンタサイクルやレンタルバイク、レンタカーなどがあります。島内をぐるりと一周するのに、八丈一周道路を使い約45㎞。観光目的の方には、自由に移動することができるレンタサイクルやレンタカーがおすすめです。
島内は高低差があり、「自転車に乗りたいけど上り坂がきつい」という方のために、電動アシスト付き自転車の貸し出しも行なっています。バスで移動する場合、大人1,000円で2日間バス乗り放題・温泉入り放題の「BU・S・PA(バスパ)」がお得です。
ほとんどの宿では空港や港まで送迎してくれます。オプションツアーなどの特典で送迎が付いてくる場合もあるので、プランに合わせて徒歩やバス、レンタサイクルやレンタカー、タクシーなどを使い分けてくださいね。
女子グループにおすすめのスポット
八丈民芸やました
八丈島空港から車で約5分のところにある「八丈民芸やました」では、八丈島の伝統工芸品である「黄八丈」の手織り体験ができます。12㎝×12㎝程の小敷物を織ることができ、希望によってはオリジナルのカード入れや小物も作れますよ。また、黄八丈の草木染実習は4名以上で体験ができるのでグループにぴったり!自分で作った可愛いカード入れや小物なら、愛着も湧きそうですね。
- 住所:東京都八丈島八丈町三根1029-7
- 電話:04996-2-3476
- 営業時間:9:00~17:00(体験9:30~16:30要予約)
- 料金:黄八丈織物体験郵送料込み料金3,000円(税別)~
- 黄八丈の草木染実習シルクチーフ材料付き4名以上3,000円(税別)
- 参照サイト:https://www.hachijo.gr.jp/goods/mingeiyamashita/
ネイチャーヨガ
八丈島に来たのならぜひ体験してほしいのが「ネイチャーヨガ」。海辺や森林、夕焼けや星空といったロケーションで行うヨガは開放感抜群!深い呼吸を繰り返すことで、自然や仲間といった繋がりを再発見し、自分を見つめなおす時間になりそうです。限定イベントを除き、全てのコースに送迎が付いているのが嬉しいですね。さらに、10〜5月限定のヨガ島旅は、ヨガと島旅の内容をアレンジできるのでおすすめですよ。
アロマ&ヨガ ナチュラルセラピー癒香
- 住所:東京都八丈島八丈町大賀郷
- 電話:04996-2-0399
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:月~金(祝・お盆以外の平日)
- 料金:5,500円~(税込)
- 備考:http://yuko.8jyo.info/
自然ガイドツアー
森の中をゆっくりと散策できる「自然ガイドツアー」は、体力に自信のない方にもおすすめ。森林浴をしながら手作りのランチを楽しめるツアーです。自然の中で食べるホットサンドは格別ですよ!ネイチャーガイドがすべて段取りしてくれるので安心。手ぶらで参加できる気軽さが、女性グループにも大人気です。開催時期は1月~6月、10月~12月で、所要時間は約4時間。こちらも送迎付きです。
八丈島自然ガイドサービス 椎(しいのき)
- 住所:東京都八丈島八丈町大賀郷4436-38
- 電話:04996-2-1879
- 営業時間:8:00~18:00
- 料金:7,500円
- 年齢制限:6~65歳まで
- ホームページ:https://www.hachijo-siinoki.com/
末吉温泉「みはらしの湯」

島内には7つの温泉があり、その中でも最も景色が良いのが「みはらしの湯」です。大露天風呂と内風呂の2種類の温泉があり、高台にあるため、晴れた日は太平洋を一望でき、夜は満天の星空を眺めながらの入浴ができるかも。みんなで同じ景色を共有すればさらに仲が深まりそうですね。バス停「末吉温泉前」下車徒歩1分です。

- 住所:東京都八丈島八丈町末吉581-1
- 電話:04996-8-1933
- 営業時間:10:30~21:30(入場は21:00まで)
- 定休日:火曜日(祝日、夏期、年末年始等は休まず営業)
- 料金:大人500円 小学生200円
- 備考:浴室は奇数日と偶数日で男女が入れ替る
- ホームページ:http://www.town.hachijo.tokyo.jp/onsen/miharashi.html
優婆夷宝明神社(うばいほうめいじんじゃ)
パワースポットとして知られており、古くから島民の方々に「八丈島の民の祖」としてあがめられてきました。八十八重姫(優婆夷大神)は八丈島に渡り古宝丸(宝明神)を生み、この二方が八丈島を繁栄させたという言い伝えが残っており、祭られています。
優婆夷宝明神社
- 住所:東京都八丈島八丈町大賀郷660−1
- 電話:04996-2-1440
- ホームページ:http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/tosho/3142/
家族連れにおすすめのスポット

底土海水浴場
「底土海水浴場」では、島内で唯一の人工砂浜なので、子供が安全に遊ぶことができます。透明度が高いのも人気の秘密で、沖に行くとサンゴ礁が広がっていたり、岩場にはカニや小さな魚の群れも泳いでいたり、ウミガメに出会ったりすることも。海水浴やダイビング、シュノーケリングなどが楽しめる、島一番の人気のビーチです。底土港から徒歩で約3分、八丈島空港から車で約9分、バスの場合、夏季期間中に運行するバス停「底土」から徒歩1分です。
参考サイト
- サイト名:底土海水浴場
- サイトURL:https://www.hachijo.gr.jp/specials/sokodo-beach/
- 住所:東京都八丈町三根
- 電話:04996-2-1121(八丈町役場 総務課)
乙千代ヶ浜BBQ場
樫立エリアにある「乙千代ヶ浜BBQ場」は、八丈島空港から車で約25分、底土港から車で約30分の場所に位置しています。乙千代ヶ浜は「おっちょ」の愛称で親しまれており、夏の期間限定でオープンする海水プールが子供たちに大人気!シャワーや更衣室もありますよ。BBQ場は無料で利用でき、器材もレンタルすることができます。BBQ場の利用には事前申請が必要です。「乙千代ヶ浜BBQ」へは、レンタカーやタクシーで行くのがおすすめ。バーベキューに必要な食材を調達してから向かうのがよさそうです。
乙千代ヶ浜BBQ場【竜宮・宝島】
- 住所:東京都八丈町樫立
- 電話:04996-2-1377(八丈島観光協会)
- 営業時間:記載なし
- 料金:無料
- サイトURL:https://www.hachijo.gr.jp/specials/otchogahama_barbecue-site/
八丈植物公園
八丈島空港から車で約5分、底土港から車で約15分にある「八丈植物公園」は、昭和37年に開園した植物公園です。
22haの広大な敷地には、ハイビスカスやブーゲンビリアなどの花、バナナやマンゴーといった果樹、そして多くの野鳥が存在しています。
園内には「キョン」という体高 40~50cmほどの小型のシカが飼育されていますよ。大きなすべり台やアスレチック遊具もあるので子供が喜ぶこと間違いなし。動物と触れ合ったり身体を動かしたりする時間を楽しんでくださいね。
- 住所:東京都八丈島八丈町大賀郷2843
- 電話:04996-2-4811
- 営業時間:9:00〜16:45
- 料金:無料
足湯きらめきでホエールウォッチング
「中之郷温泉」バス停 から徒歩2分、八丈島空港から車で20分にある「足湯きらめき」は、太平洋を一望できる足湯施設。「きらめき」の名称は、きらきらした海のイメージから名付けられました。
この足湯はとても広いので大人数で入ることができ、さらに長く温泉に浸かっていられない子供にもおすすめです。
太平洋に沈む夕日が楽しめる他、運が良ければザトウクジラの姿を目撃できるかも!
檜造りの足湯に浸かり、ゆっくりと癒されながらクジラを探してみてくださいね。
足湯きらめき
- 営業時間:11:00~21:00
- 定休日:年中無休
- 料金: 無料
- ホームページ: http://www.town.hachijo.tokyo.jp/onsen/kirameki.html
八丈島歴史民俗資料館
旧八丈支庁庁舎を使用して運営していましたが、耐震性の問題から現在の八丈支庁の展示ホールに場所を移し再オープンしました。高床式住居の模型や、八丈島内で発見された遺跡の展示、そして八丈島の暮らしと産業、伝統工芸である「黄八丈」を学べたり、流人文化の歴史などについて展示を行っています。家族で八丈島の歴史を堪能しましょう。
旧八丈支庁庁舎を使用して運営していましたが、耐震性の問題から現在の八丈支庁の展示ホールに場所を移し再オープンしました。高床式住居の模型や、八丈島内で発見された遺跡の展示、そして八丈島の暮らしと産業、伝統工芸である「黄八丈」を学べたり、流人文化の歴史などについて展示を行っています。家族で八丈島の歴史を堪能しましょう。
八丈島歴史民俗資料館
- 住所:東京都八丈町大賀郷2466-2
- 電話:070-4818-3631
- 営業時間:9:00~16:30
- 定休日:年中無休
- 料金: 100円(一律)12歳未満無料
- ホームページ:http://www.town.hachijo.tokyo.jp/kakuka/kyouiku/rekimin.html
カップルにおすすめのスポット

三原山の秘境で沢歩き

三原山は標高758mの、川や滝が多く樹木が生い茂る幻想的な山です。天然記念物に指定された「アカコッコ」という野鳥や、伊豆諸島亜種の「オーストンヤマガラ」、「モスケミソサザイ」などの鳥の鳴き声が聞こえてくるかも。
全長2.5㎞ほどのトレッキングコースの途中にある「硫黄沼」は日によって色の変化を楽しめる沼です。36mの高さから流れる「唐滝」は島内最大級。滝にかかる虹が見られることもありますよ。冒険気分を味わえるので、2人の仲がさらに親密になりそう。
唐滝駐車場へは八丈島空港から車で約17分、底土港から車で約21分。途中迷ってしまう場合もあるので、山のガイドサービスを付けるのが安心です。
三原山
住所:東京都八丈町三原山
Project WAVE
住所:東京都八丈島八丈町大賀郷4953-27
椎(しいのき)
- 住所:東京都八丈島八丈町大賀郷4436-38
- 電話:04996-2-1879
- 定休日:不定休
- 料金: 5,500円(税込) 小学生3,000円(税込) ガイド料・保険料、ルーペレンタル込
- 備考:小学生以上
- ホームページ: https://www.hachijo-siinoki.com/
山岳ガイド「山小屋」
住所:東京都八丈島八丈町三根1105 電話:090-2625-5459 営業時間:8:00~20:00 定休日:なし 料金: 5,000円~ 備考:初心者~、個人様1名様からでも対応
ダイビング&シュノーケリング

八丈島の海は、「八丈ブルー」と呼ばれるほど、透明度が高く美しいマリンブルーの海です。日によっては、透明度が50メートルになることもあります。さらに「カメの島」と呼ばれ、ウミガメとの遭遇率が高い事でも有名です。もっと深く潜ってみたい、もっと八丈島の海について知りたい、という方におすすめなのがダイビングショップ。経験豊富なインストラクターが八丈島の海を案内してくれますよ。夜に行うナイトシュノーケリングは、昼間とは違った海洋生物に出会うことができるかも?!幻想的な海の世界を2人で楽しんでくださいね。
椎(しいのき)
- 住所:東京都八丈島八丈町大賀郷4436-38
- 電話:04996-2-1879
- 営業時間:8:00~18:00
- 定休日:不定休
- 備考:小学生以上 レンタル品あり
- ホームページ: https://www.hachijo-siinoki.com/
アラベスク
- 住所:東京都八丈島八丈町大賀郷363-1
- 電話:04996-9-5838
- 営業時間:7:30~21:00(受付)
- 定休日:年中無休
- 料金:7500円~
オーシャンブルヴァード
- 住所:東京都八丈島八丈町三根1291–18
- 電話:04996-2-0164
- 営業時間:8:00~19:00
- 定休日:年中無休
- 料金:5000円~
- 備考:シュノーケリングは小学生以上
- ホームページ: http://www.hachijo-diving.com/index.html
ふれあい牧場
「ふれあい牧場」は八丈富士の7合目に位置し、海と空の絶景と草原が広がる牧場です。遊歩道や展望台が整備されており、展望台では八丈島の美しい海や街全体を見下ろせます。GWと夏休みの期間限定で販売されるのは八丈島のジャージー牛乳で作ったジェラートやプリン。定番のミルク味から島いちご味、八丈フルーツレモンジャムやあしたば味など、2人でシェアすれば仲も深まるはず!八丈島空港から車で約20分。バス停からは遠いので、レンタカーを使うのが良さそうです。
- 住所:東京都八丈島八丈町大賀郷 5627番地1
- 電話:04996-2-1125(八丈町 産業観光課産業係)
- 営業時間:9:00~16:00
- 料金:無料
- ホームページ:http://www.town.hachijo.tokyo.jp/kakuka/sankan/sankan_fureai.html
裏見ヶ滝温泉
八丈島の南部にある裏見ヶ滝は、滝を裏側からみることができる珍しいスポットがあります。遊歩道を5分程歩いた場所にあり、美しい滝のシャワーと亜熱帯植物の織りなす景色は最高です!近くには、水着着用で入る島内で唯一の混浴温泉「裏見ヶ滝温泉」がありますよ。ご家族やカップルで一緒に楽しめる温泉として大人気。無料でありながら、朝から夜遅くまで営業しているのが嬉しいですね。八丈島空港から車で25分、バス停「樫立温泉前」下車すぐです。
- 住所:東京都八丈町中之郷1355
- 電話:04996-2-5570 (八丈町役場 福祉健康課)
- 営業時間:9:00~21:00
- 定休日:年中無休
- 料金:無料
- 備考:男女混浴のため水着着用 、せっけん・シャンプー使用不可
- ホームページ:http://www.town.hachijo.tokyo.jp/onsen/uramigataki.html
まとめ
八丈島のシーン別観光スポットをご紹介しました。ウミガメをはじめとした海洋生物に出合うこともできるマリンスポーツ、大自然の中を散策するトレッキング、伝統工芸品を体験するスポットまで、幅広く楽しめる名所です。レンタカーを借りなくても、地元の方の手を借りて行うツアーは、送迎付きのものも多いのでぜひ利用したいですね。お休みの日には、東京からいちばん近い南国、八丈島を楽しんでくださいね。