須走ルート
登山ルートMAP
須走ルートの特徴
スタート地点は、須走口五合目(標高 約2,000m)、山頂までの標高差 約1,700m。
吉田ルートと合流する8合目までは比較的登山者も少なく、歩きやすい登山道となっています。静かな登山を楽しみたい方にはおすすめです。
須走ルートは、須走口五合目を出発し、静岡県側(小山町内)の富士山東側から山頂を目指すルート
標高の高い位置まで樹林帯が広がっており、登山中の日差しから守られる。
樹林帯を抜けると、どこからでもご来光や影富士が見られる。
火山砂利の下山道を一直線に下る「砂走り」がある。
登山道と下山道が別。本八合目から山頂までの区間は吉田ルートと合流。
樹林帯では見通しが効かないため、夜間や濃霧時は道に迷わないように注意。
七合目付近までは樹林帯があるので自然を楽しめるルートです。ただし、本八合目から吉田ルートと合流するので混雑します。
富士山の真東に位置し、登山者も比較的少なく山小屋も少なめなので静かな登山が楽しめます。樹林帯と高山植物の両方が楽しめるルートです。
基本情報
標高差 | 約1,700m |
---|---|
下り時間 | 約3時間 |
往復距離 | 約13㎞ |
登り時間 | 約6時間 |
【須走ルート】
静岡県富士登山事前登録システム
【静岡県富士登山事前登録システムの概要】
◆安全な登山計画を立てて、登山時間や山小屋宿泊予約の有無などの登山情報を事前登録
◆登録時に、富士登山のルール・マナーの事前学習(eラーニング)が可能
◆システムは多言語(日・英・中(簡体・繁体)・韓・ベトナム・タイ語等7言語)で展開し、外国人登山者の利用も安心
◆富士山保全協力金(任意)の決済も可能(外部リンク)
◆システム登録者に、もれなく富士山デジタル壁紙をプレゼント
【システムを活用した入山の流れ】
※午後4時以降、登山を開始する方は、山小屋の宿泊予約をお願いします。現地でのシステム認証時に、山小屋の宿泊予約の有無を確認します。
【富士登山の事前登録はこちらから】
個人(9名様まで)の方はこちらから
団体(10名様以上)の方はこちらから
静岡県富士登山事前登録システムに関するよくある質問は
こちらをご確認下さい。
詳細は富士登山オフィシャルサイトにてご確認下さい。
須走口五合目 →
本八合目(吉田ルートとの合流まで)
売店やトイレ前を通り、登山道入口へ。登山道手前の総合案内板(あずまや内)で情報の確認を。
古御岳神社前から樹林帯の中を進みます。
七合目付近まで、比較的緩やかな樹林帯の中を登り、樹林帯を抜けるとどこからでもご来光や影富士を見ることができます。
本八合目までの施設
○須走口五合目
富士山須走口インフォメーションセンター(御殿場警察署富士山須走口臨時警備派出所併設)(登山道開通期間中開設、富士山ナビゲーター・警察官常駐)
※2023年 7月 1日(土)より一般利用可能。
公衆トイレ(登山道開通期間中開設。24時間)
売店(山小屋:菊屋、東富士山荘)※水、簡単な装備の購入、食事・休憩が可能。
総合案内板(登山口入口付近、小富士へのハイキングコース分岐点に設置。登山計画所の提出が可能。無人)
○六合目~本八合目
山小屋(六合目:長田山荘、本六合目:瀬戸館、七合目:太陽館、本七合目:見晴館、八合目:下江戸屋(江戸屋))※山小屋のトイレが24時間利用可能。
所要時間
約230分
本八合目(吉田ルート合流地点)→
山頂(久須志神社前)
本八合目で吉田ルートと合流し、混雑することがあります。
八合目以上は、富士山本宮浅間大社奥宮の境内地です。
最後の山小屋「御来光館」(八合五勺)を過ぎると、次は九合目の鳥居。
九合目の迎久須志神社を経て、最後の鳥居をくぐり、山頂の久須志神社前に到着。
本八合目以上の施設
・山小屋(本八合目:上江戸屋(胸突江戸屋)、八合五勺:御来光館、山頂:山口屋、東京屋、扇屋)
※山小屋のトイレが24時間利用可能。
所要時間
約80分
山頂 → 八合目「下江戸屋(江戸屋)」
須走ルートを下る場合は、下山専用の道を下ります。
八合目「下江戸屋(江戸屋)」までは吉田ルートと同じ道を通り、八合目で吉田ルートと分かれます。
(この間の標識には、須走ルートを示す赤色と吉田ルートを示す黄色の両方が表示されています。)
山頂~八合目までの施設
山頂トイレ(環境省管理、利用時間:4時~16時)
山小屋(本八合目:上江戸屋(胸突江戸屋)、八合目:下江戸屋(江戸屋))
※下山道には山小屋がありませんが、登山道と下山道が併走する区間では山小屋のトイレが利用できます。(24時間利用可)
所要時間
約40分
八合目 → 須走口五合目
吉田ルートと別れ、七合目からは「砂走り」と呼ばれる砂利の下山道を一直線に下ります。
途中、砂払い五合では山小屋が営業しています。
七合目を過ぎると砂払い五合まで下山道にはトイレがないため注意。
砂払い五合を過ぎると樹林帯。日没を過ぎると登山道は暗くなるため、夜間登山を予定していない場合でもヘッドランプが必須。
樹林帯を抜け、須走口五合目に到着。
八合目以下の施設
山小屋(本七合目:見晴館、七合目:大陽館、砂払い五合:吉野屋)
※トイレが利用可能。
【!】トイレ利用には小銭が必要
トイレは、公衆トイレ、山小屋のトイレともに、すべて平地とは違う厳しい条件下にあるトイレですので、多大な維持管理費がかかります。チップ制(協力金)
へのご協力をお願いします。チップはトイレの維持管理に充てられています。100円玉をご用意ください。料金は200円から300円程度です。
【!】トイレごとに使用上の注意事項が異なります
トイレはすべてし尿をオガクズやかき殻などを利用して微生物で分解する環境にやさしいトイレです。トイレによって処理方式が異なり、利用方法も異なりますので、各トイレの注意事項に従ってください。
所要時間
約120分
付帯情報
- 救護所
- 須走ルートには、ありません。
【!】救護や救援が必要な緊急の場合は、110番もしくは119番に連絡を。 - 登山情報提供施設
- 富士山須走口インフォメーションセンター
バス停留所手前(駐車場入口付近)にあります。
富士登山ナビゲーター(常駐)が登山道や気象情報等、登山に必要な情報を提供しています。(登山道開設期間中のみ)
登山道の案内チラシを配布し、山小屋の予約情報も提供しています。
登山シーズン中、御殿場警察署富士山須走口臨時警備派出所が併設されます。
※富士登山ナビゲーター:外国語にも対応し、登山道情報を提供しています。
※富士山エコレンジャー:シャトルバス内や登山道では、マナー啓発や自然解説をする「ふじさんネットワーク」に所属するボランティアがいます。 - 駐車場
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ふじあざみラインの終点、須走口五合目に駐車場があります。マイカー規制期間中以外は、この駐車場が利用できます(収容台数200台、大型バスも駐車可能)。
マイカー規制期間中は、五合目駐車場は通行許可を受けた車のみの利用となります。一般マイカーは麓の駐車場を利用してください。 - 売店・休憩所
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須走口五合目の売店(2軒)は、11月ごろまで営業します。
五合目の売店や山小屋では登山に必要な装備は販売していないため、必ず事前に装備を整えてください。(水や簡易な装備は販売)
登山道上の山小屋でも水は販売しています。
須走口五合目の売店は、山小屋も兼ねているため休憩や宿泊が可能です。